2020.01.17 2016.01.18
前回、Macbook Pro 13インチ mid 2012に、Boot Campを使ってWindows10をインストールするのを諦めました(汗)
▶︎ MacBook ProにBoot CampでWindows10をインストールできない(諦め編)
しかし!読者の皆様からコメントを頂いたおかげで、道が開けました!Boot Campを使わないでWindows10をインストールすることができたのです!その方法を紹介します。手順としては。
- DVDのWindows10インストール用ディスクを作成
- ディスクユーティリティでパーティションを作成。この際フォーマットはexFATで
- DVDからWindows10をインストール
- 「Boot Camp アシスタント」で作成した、Boot Campのドライバをインストール
と、こんな感じです。
Boot Campを使うと、インストールディスクの容量が大きいので、DVDからの起動は諦めていました。けどWindows10のインストールディスクを作成するだけなら、容量は4G程度なのでDVDからでも行けるのですね。ということで、以下に詳細を書いて行きます。
Windows 10のインストール方法
まずDVDの「Windows10インストール用ディスク」を作成します。
Microsoftのページからダウンロードした「Windows10 (64bit)」のisoファイルを、control+クリックでメニューを開きます。そして「ディスクを作成」を選択。空のDVD-Rに焼けば起動ディスクが完成。
次に、ディスクユーティリティでWindows10用のパーティションを作成します。「Boot Camp アシスタント」でもパーティションは作成されますが、Windows10のインストール時に問題があるようで出来ませんでした。必ずディスクユーティリティで作成してください。
で、この際フォーマットですが、「MS-DOS」ではなく「exFAT」を選択してください。
マカーの自分には何が違うのかよくわかりませんが「MS-DOS」を選択すると、Windows10のインストール時にメッセージが出て、インストールできません。自分はここでハマりました。(^^;)
パーティションを作成したら、DVDから起動してWindows10のインストール作業に入ります。
インストール直前までは問題行けると思います。こんな画面。以下デジカメからの写真で失礼します。
ここで、作成したパーティションを選ぶのですが、そのままだとインストールできません。こんなメッセージが。
「このハードディスク領域にWindowsをインストールできません。NTFSでフォーマットされたパーティションにWindowsをインストールする必要が有ります。」
ということで、NTFSフォーマットされたパーティションが必要らしいです。なのでここは一度、下のメニューにある「フォーマット」を選択して初期化してください。そうすればインストールできるようになります。
ちなみにここで、Macのディスクユーティリティのパーティション作成の段階で「MS-DOS」を選択してると、フォーマットしてもインストールできないのですね。メッセージに「GPTのパーティション形式ではありません」とかいうのが出てきて。自分には理由がよくわかりませんが・・・。
で、Windows10をインストールします。ようやくここまで進むことができた。(^^;)
あとは問題ないかと思います。インストールが終わると再起動されてWindows10が立ち上がります。
Windows10の起動後、Boot Campのドライバをインストール。ドライバはMacのBoot Campアシスタントで作成できます。
その中の「BootCamp」フォルダー中にある「setup.exe」を実行すると、ドライバをインストールできます。
ここでインストール中にまたトラブルが(汗)。「RealTek オーディオ」というファイルのインストール中に止まるのです・・・。なので、ここから先に進めない人は “BootCamp > Drivers” 中の「RealTek」フォルダをどこかに外してインストールを実行してください。そうすれば最後までインストールが完了すると思います。
インストール終了後、「RealTek」フォルダにある「setup.exe」を実行すれば、後でこのドライバを入れることができます。
ということで、これで全インストール完了です!かなり苦戦しました(汗)
けど、コメントをくださった皆様のおかげで、無事Windows10がインストールできた。お礼申し上げます。m(_ _)m
前回Boot Campアシスタント(以下BCA)を使いWindows 10のUSB起動ディスクを作成しましたので、次は実際にインストール作業を行います。と言っても最終的にはUSBディスクと古いISOファイルが必要なく、BCAも不要だったということが分かりました。その条件は、2つ以上のシリアルATA装置ツリーのそれぞれのディスクにEFI パーティションが存在するという場合で、平たく言えばSSDを増設して2つ以上のディスクを持ちHigh Sierraが動くiMacやMac miniです。
複数ディスクを搭載したMacでBoot CampのWindowsインストールが失敗するのはEFIパーティションの扱い方が原因。
— h. KITAGO (@hkitago) October 20, 2019
BCAを使って正攻法で行くと最終的に「新しいパーティションを作成できなかったか、既にあるパーティションが見つかりませんでした」というエラーで進めなくなります。こちらの例はSATAツリーが1つなため成功していますが、なかなかトリッキー。
bootcampで苦労したお話 | memo.txt
また、こちらの成功例はApple Careスペシャリストに問い合わせた結果、SMCとPRAMのリセットという回避方法で、幾つかの日本語ブログで同様の記事内容が参照できました。ただ、ディスクがFusion Driveということが幸いした様子。
BootcampでWindows 10… – Apple コミュニティ
実はこのエラーの前にもこのようなエラーでmacOSへ戻ることになってしまい、BCAを使う弊害の一つとなっています。
partitioning – Windows detects GPT disk as MBR in EFI boot – Super User
しかもこの問題はHigh Sierra限定のようで事態を複雑にしていました。
//hkitago.tumblr.com/post/188553769085解決方法は、fdiskコマンドかGPT fdiskを使うことに加え、次の簡単なものがあります。
//hkitago.tumblr.com/post/188555975866以上のことから、比較的容易に分解ができるMac miniではSATA先頭ツリーのケーブルを抜いて実行する方もいらっしゃる様ですが、SATA先頭ツリーのディスクにEFIパーティションを作らない状態にする事を抑えておきつつ、Windows 10のインストールまでの準備は次の手順になります。
- High SierraのUSB起動ディスクを作り挿しておきます(ネットブートはLion版になってAPFSを扱えないのでNG コマンド+オプション+Rであれば機種対応の最新版でブートするそう)。
- 全て(HDDとSSD)のディスクの内容を外部装置へTMバックアップし再起動します。
- OPTキーで上記1のUSBから起動します。
- ディスクユーティリティで初期化します。
SATA先頭ツリーのディスクはexFATに、増設したSSDはAPFSでフォーマットしMacintosh HDとBOOTCAMPという名前で(それぞれの容量は任意の)パーティションを作ります。先述した通り、SATA先頭ツリーのHDDにはEFIパーティションを作らない様にマスター・ブート・レコードのスキームにしてフォーマットします。The Strange Storage: macOSでEFIパーティションを消去する
余談で、実際にはBCAを使って進めていたので「新しいパーティションを作成できなかったか、既にあるパーティションが見つかりませんでした」エラーで止まっている状態から、SHIFT+F10キーでDISKPARTコマンドを使ってcleanし、パーティションを作ってから手順3へという流れになりましたが、意図せずEFIパーティションを作らない事となり結果オーライ。
How to Bootcamp / Dual Boot Windows 10 on a mid-2011 iMac using USB - Macintosh HDへHigh Sierraをインストールして起動します。(TMバックアップからの復元は時間が掛かるので後回しに)
- 最新の(お勧めはWin10_1903_V1_Japanese_x64)Windows ISOファイルを開き、exFATにしたSATA先頭ツリーのHDDに複製します。
- OPTキーで上記6のディスクから起動しWindows 10をインストールします。
ここまでに2日要しているので感想はと言うと…↓(次回インストール実行編へ続く)
//hkitago.tumblr.com/post/188556780804更新11-1: 手順0番目として、Windows インストール後にインストールするサポートソフトウェアのバージョンを控えておきます。USBメモリがあればBCAのオプションメニューから先にダウンロードしても問題ありません(但し時間が掛かる)。
ダウンロードページの詳細画面には対応機種が書いてありますが、参考までiMac mid 2011用は、Boot Camp Support Software 5.1.5621になります。